趣味

 

傷つきゃすい乙女のように、か細い神経と言わざるを得ません。周囲が何と取り沙汰しようと、わが道は自分の判断で決めるのだという確固たる主体性、図太い肝っ玉を育ててやってください。これは、どこの大学に入学するかよりも、本人が二十五歳、三十歳になったときのために、きわめて重要なのです。親が頼むので息子は義理で受験勉強してやっているかのような奇妙な空気を家庭内から一掃し、清新な気を入れるようお勧めします。学園生活で悩む小学生の二人の子どもガそれぞれ三つの塾に通っていますガどうなのでしょうか小学生の二人の子どもがいて、委は上の男児(小学六年)に剣道、美術、英語の塾に通わせ、下の女児(小学四年)には珠算、ピアノ、バレエの塾に通わせています。これらは全く妻の独断で私のあずかり知らぬところです。妻にきくと、子どもがやりたいというので、芽をつんではいけないからやらせた、趣味は生活のアクセサリーだからと言うのです。趣味をもつことは賛成、でもやりすぎだし、私は生活のアクセサリーとは思いません。趣味は8道。だと思うし、だれかが趣味は、無限にプロへの道をたどりながら、また永遠にプロから遠ざかって行くものーーと言ったことに賛成です。やはり真剣に打ち込む姿勢を子どものころからもたせるべきだと信じます。とはいえ無芸大飲のこの私、率先垂範でやらねばしょせん犬の遠吠えにすぎないのでしょうか。趣味は道 であり、「真剣に打ち込む姿勢を子どものころからもたせるべきだ」8というご意見、たしかに一理あり、傾聴に値するものと思います。